宇多嶋翔の此れ好日

2018年01月号 vol.1

新曲15秒、写真3秒~って、なんのこと?  (写真って本当は不思議な世界No.2)

2018年01月16日 21:26 by show21up

 

 

ずっと以前のことなんだけど、あるミュージシャンから

コラボしない?

と打診があった 

コラボ大好き人間の僕は直ぐに会った

実際に相手が誰でも会って確かめないとネットだけでは何も見えない

空想ではいつまでも実現しないから

すると僕よりも数段格上のミュージシャンだった

なんせ有名なTV番組の全国版に毎週出演していたのだ ・・・

それで率直に聞いた

なぜ、僕に?

あなたほどの方なら声をかける写真家など沢山いるでしょ

その時に質問を受けた

最近、新曲が流行らない理由をわかりますか?

・・・リスクを嫌ってプロモーション資金が偏っているから?

それもあるけど、もっと本質的なことがある!

わかりません~と返答した

新曲を聞いて好き嫌いと判断できるまでに15秒かかります

今日のデジタル・リズムの早い社会では新曲が流れても

5秒ほどしか聞きません

だから新曲が耳に残らないから流行らない

と思いがけない回答が登場した

ところが写真は3秒で好き嫌いが判断できる

好きな写真だったら~これいいなぁ!と思えば

無意識で20秒や30秒ほど見てしまいます

だから、ネットに新しい写真をUPして

その裏で新曲を流せば耳に残る可能性が爆発的に増える!

これはジャケ写のコンセプトとも違う

それを理解できる人だと思って声を掛けました

ありがたい話だった

 

文字報道には写真+文字で構成される

写真は欠かせないけど、その写真の意味が次第に変わって

きている。昔の写真は文字の添え物だった

最近の報道記事は写真がメインスターで文字が添え役に

移行している

意味が分かるだろうか?

世界的規模で情報を伝えるのは文字の力が大きい

文字の力で初めて情報が正しく通じる

その文字が情報過多時代で人々に敬遠されるようになっている

だから写真を見て直感的に読みたい情報なのか、スルーする

情報なのかを判断する時代に入っている

この意味合いは、ポスターでも、看板でも、張り紙広告でも

すべての情報伝達に言える

 

写真を作る方は、相当な理論と情報の組み合わせで1枚の写真をつくる

しかし見る方は瞬間の直感がすべてだ

気に入れば、無意識に眺める中で写真の隠れたメッセージを読み取ろうとする

気に入らなければ即座に写真を見たことも忘れている

 

写真はデザイン化された情報なのだ

そしてネット社会が世界を蔓延し、ますます情報化写真が進化している

それにつれて写真が様々にどこにでも多様化され文字伝達を仲介する

役割を帯びていく

写真が記録からメッセージに移行していく時代に私たちは生きている

つまり日記を書くのが好きだ

文章を書くのが好きだ・・・というレベルで写真を作る時代に

突入している

写真の楽しみとは、そういう自分だけの写真作品を作る楽しみなのだ

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