宇多嶋翔の此れ好日

2018年08月号 vol.16

田舎生活を目指す街人が急増し田舎では空き家が急増するのにマッチングできない怪!! (3) <村活宣言>

2018年07月13日 22:05 by show21up

 

 

 

  

記事テーマであるミスマッチの

原因はつぎの通り

 

 

1)悪徳業者が蔓延っている

2)村の不動産センスが偏ってる

3)街の延長が村ではない

4)自治体の関与には限界がある

5)未知なる素人間の取引は危険 

 

 

 

 

 

 

2)村の不動産センスが偏ってる

 

 

だいたい住宅物件の90%は半径2kmでの

居住移動です

ですから、仲介業者というのは、基本的に

その土地の常識とか慣習には長けていても

田舎へIターンやUターンを目指す都会人

センスは基本的に無知です

 

そもそも街の人間が田舎に憧れるのは

田舎の引け目となっている

不便さや不自由さなのですが

田舎のセンスでは疑うことなく

ただ恥と考え隠そうとするだけです

また、田舎に残る古いものに街の人間は

彷彿としてしまいますが田舎の人間は

奇麗なもの新しいものを自慢したがります

 

このように街と田舎ではセンスが

逆行することを理解できない田舎の業者が

集まると、<憧れの完璧な田舎生活>と

考えて街の分譲住宅を造営し鼻高々~という

光景を目にします

 

僕の写真の仕事というのは、どこの誰とでも

必ず何らかの接点があります・・・

いぜん地方都市の役場から相談に乗ってほしい

と招かれたことがあります

村興しに熱心なところで、日本中の役場の村興し

活動を2~3年と歳月をかけ視察に回ってます

そして過疎化対策として都会人の移住促進に

自慢の施設を作りました

 

もちろん、村人からすると羨望の眼差しです

役場の課長も鼻高々で竣工式を終え、都会人に

募集を始めました。3年が経過しても鳴くのは

閑古鳥のみ・・・課長はじめ役場の職員たちは

ショックで寝込むほどの落ち込み様だったと

聞きました。早速、案内していただきました

 

なんと・・・!

唖然としました。開いた口が塞がりません

街中にある、どこにでもある分譲住宅地です

街のをそのままコピーしたように、隣との距離が

ほとんどありません。窓を開けると隣の窓から

家の中が丸見えになります

 

辺りは、実に、広々とした田畑が広がってます

梅雨時には田んぼのカエルが煩いほどに鳴きます

そんな雄大な自然の中に異様な箇所があります

それが田舎にできた分譲住宅です

すでに半額に値下げしたが誰も視察にも来ない!

 

この恐ろしいギャップを 

どのように乗り越えるのか?

これは不動産業者の事業規模とか

業績が安定向上しているのかという事業成績に

関係する話ではありません

都会人の求めるセンスについて・・・

街の人間の求める内容をわかるまで

聞き取り、完璧に理解してくれる業者や

担当者を現地に通い客自身が探すしか方法は

ありません

 

僕自身、先の悪徳業者に引っかかった

お陰で真逆の客の理想や条件を十分に

聞き取り理解してくれる業者を見つけました

私見ですが、田舎生活に憧れる都会人という

のは基本的にお金では買えない大切なものを

田舎に見つけたいと田舎を目指すのだと

思います

そして、それを知るのは金を追っかけてない

田舎生活者です。金ばかりを追っかけている

悪徳業者には逆立ちしても決して見えない

宝物ですから、田舎暮らしを目指す都会人は

決して諦めず自分に適した田舎の業者を

探すべきです

 

 

さて、私見ではありますが・・・

街の延長が村(田舎)ではないと思います

街の快適さ、便利さ、合理さ・・・を村(田舎)に

求めるのは村(田舎)の都市化であって

その結果が今日の村(田舎)の疲弊に発展

している

 

村(田舎)が都市化を求めた結果が

今日の過疎化と経済疲弊を誕生させた!!

村(田舎)が都市と同じ土俵で競争して

勝てるわけがない

それが今日の姿ではないでしょうか?

 

ところが村の復活は経済的疲弊からの脱却

先にありき・・・で多くが同意してしまう

経済的疲弊から脱却すれば、街に移住した

村(田舎)人もUターンするし、街の人々も

村(田舎)への移住促進になるという軽薄で

安直な空気が日本中に流れてしまっている

これこそが断末魔の正体では?

 

街からのIターン組にも2種類のパターンが

あります。それは街の延長線上に村(田舎)を

求めているタイプと金銭価値最優先、合理主義や

効率主義に凝り固まった社会から脱出して

より人間らしい生活を求めIターンを希望する

人々とは互いに相容れられない別世界を

求めています

 

本来の村(田舎)の復活とは・・・?

 

村(田舎)にはコミュニティが残ってます

村(田舎)とは相互扶助をベースとした

全員で相互補完するソサエティとしての

機能が生きています。街から枯れてしまって

いるのは、この部分です

 

街にあるのは法律というルール

契約というルールで1%の支配者と99%の

労働者で構成される搾取の連鎖で人々の

心は枯れ葉てています

 

この金銭価値という経済支配から

抜け出したい人々のIターンと

1%の末端支配者が自分の王国を築きたい

として村(田舎)を目指すIターンでは

限りない隔たりがあり後者は村(田舎)

を潰すとしか思えません

この悪徳1%の末端支配者という小金持ち

に取り巻き、さらにひと儲けを企む悪徳

業者が村(田舎)に大勢います

彼らは村(田舎)を街と同じ搾取の連鎖

社会にすることでわが身の安泰を図ろうと

してます

 

村(田舎)独自のオリジナル情報の発信

こそが求められています

この情報を聞きつけるのが街の搾取社会

から脱出を図ろうとするIターン組です

 

しかし、悪しき潮流が渦巻き

都会人に迎合する情報が発信され

一過性の観光客誘致に走る地方行政が

大半のようで寂しい限りです

 

さらに今日の村興しプロジェクトの大半が

地方行政におんぶに抱っこ方式で観光客誘致の

都会迎合プロジェクトだからすぐに飽きられ

村(田舎)の過疎化や疲弊が結果的に促進

されるだけに終わってる

 

 

 

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