宇多嶋翔の此れ好日

2018年08月号 vol.16

田舎生活を目指す街人が急増し田舎では空き家が急増するのにマッチングできない怪!! (4) <村活宣言>

2018年07月14日 19:13 by show21up

  

 

 

  

記事テーマであるミスマッチの

原因はつぎの通り

 

 

1)悪徳業者が蔓延っている

2)村の不動産センスが偏ってる

3)街の延長が村ではない

4)自治体の関与には限界がある

5)未知なる素人間の取引は危険 

 

 

 

 

 

 

 

3)街の延長が村ではない

 

 

 

今度は逆転して都会人の傲慢さに

触れてみたいと思います

 

汗と涙に塗れて一生懸命

働いてきた。愚痴ひとつ零さずに・・・

歯を食いしばり頑張ってきた

唯一の楽しみは人よりも早く引退して

老後は自然に溢れた田舎暮らし

もう人間関係に神経をすり減らすことなく

自由気ままに我儘生活で仕事の

垢を思い存分流すぞ

 

そのための土地はすでに購入している

家も時間をかけてコツコツと作った

~さぁ、夢見る田舎生活へ・・・

とよくある話にも見えます

 

しかし、このタイプの多くが

街の延長を田舎生活に当てはめてます

田舎は雄大な自然に囲まれ

人間関係だってお互いに距離がある

いままでのように気を遣うことも

神経をすり減らすこともない

30分散歩してもいったい何人と

すれ違うのだ、2~3人と挨拶すれば

もう満点。気に入られるように

ご挨拶やお付き合いに神経をすり

減らすのは・・・、もう卒業だ~と

自分に都合がいいように田舎社会を

夢想している人々も多いようです

 

田舎というのは街の町内会と違って

小さなコミュニティです

お互いの顔を見るだけで・・・

相手の台所から寝所まで見通してる

ような密度の濃い地域です

お互いの家の歴史から栄枯盛衰そして

性格まで知り尽くしてます

余所者同志が集まり提示された共通

ルールに照らして作り笑顔で

その場を繕っていく場所ではありません

お互いの先祖から、これからの子孫に

至るまでお付き合いをしなければ

ならない深い挨拶の毎日なんです

田舎は小さなコミュニティだから

数少ない頭数で地域を維持していかねば

なりません

 

 

そんな田舎には田舎の仕来りがあって

田舎特有の人間関係があります

もちろん、田舎ならではの価値観も

あります・・・それらを無視して

土地建物は自分のものだし、隣接道路も

規定通りに提供しているのだから

誰に文句を言われる筋合いもない~

と自分の価値観に見合う身勝手な生活を

田舎という小さなコミュニティで繰り広げる

のは<田舎嵐>に他ありません

 

田舎にとっては地元を潰しに来た悪人

以外の何者でもない・・・という現実を

理解してこそ本当の田舎暮らしの始まりです

 

世界中のどこでも地域には地域特有の

文化があり伝統があり慣習があります

これらのお陰で地域が現在まで生き延びて

きているのです。それを理解できない

都会人は田舎に足を踏み入れる資格など無し

立ち入り禁止が当然です

ところが全国レベルで田舎病が蔓延してます

それは田舎の都会化という間違った潮流です

この病が田舎の都市にない地域特有の

価値を潰し、地域特有のコミュニティを

潰してます。それは田舎を死滅させ、同時に

都市を枯渇化させます

 

 

 

 

その病源は・・・

1)地方行政

2)地域社会の長たち

に根付いてます

 

 

1)地方行政

 

今日の選挙制度の欠点が露呈しているので

しょうか? 任期中に成果を上げるには

経済的豊かさの追求に偏り過ぎるように

思えてなりません

 

結果、中央行政からの補助金や交付金の

獲得競争に走り、中央の代理窓口化するため

地方の本来の存在感や価値である地方の

独自性とか個性が枯渇してます

また、この流れで都会人に迎合する

観光客誘致競争に走り過ぎてます

 

結局のところ、地方行政は中央の使命である

全国民からの徴収する税金の集金窓口と

化し中央行政の出先機関として機能する

ようでは地方の本来の個性を発揮する方法で

先の長い地方の安定化と成長という基本など

完璧に失われ、ますます地方経済が疲弊の

一途を辿ってます

 

観光客誘致にしても地方独自の個性を発揮

させる観光事業の開発なら利も伺えますが

現実は、どこにでも造れるようなテーマ

パークの開発と多額な広告宣伝の競争に

明け暮れるようでは、結局、採算に見合う

事業開発などできず目先の見せかけの収益

だけを伸ばし隠れた大きく借金を後世に

先送りしている結果の拡大です

 

2)TVやマスコミの悪罪

 

日本という国は、なにもかもが都市部への

一極集中型になってます

不思議とアメリカは多様化、多様性が

今日でも息づいている点では希望かも知れません

国レベルでも州レベルでも政治行政と民間経済

が見事に分離する形の都市形成が誕生してます

ワシントンは静かな小さな政治行政の都市で

ニューヨークは大きくて賑やかな経済文化都市

です。州レベルでも州都は小さく静かですが

経済文化都市は分離され大きく賑やかに発達

してますし、第二第三の経済や文化や観光の

街が独立して共存してます

 

日本は政治も行政も経済も文化も観光も東京に

一極集中し、また県レベルでも県庁のある都市に

政治も行政も経済も観光も一極集中してます

連日連夜、TVが雑誌が都市生活の便利さ

快適さ、優雅さを否が応でも物語ってます

都市生活の憧れを日夜一部の暇もなしに

広告宣伝してます

 

さらに学校も病院も飲食店も人々のすべての

憧れが都市部に集中してます

これでは暗に対比される田舎の不便さや

不自由さ、貧しさの否定が潜在意識に刷り

込まれても仕方ありません。さらに~

都会からの旅行者は洗練されたファッション

に身のこなし、そしてお金をジャブジャブと

落としていきます。そりゃ、それが旅行な

んだけど田舎の人々には羨望が焦燥感と

昇華してしまいます

 

こういった目先の扇動を往なし正しく導く

のが教育であり長たちの役割だけど

地方行政に留まらず地方経済や文化の

長たちも中央の出先機関として機能する

ことで立場を維持したり立場を築いてる

ために、むしろ扇動を煽るベクトルに

働いてます

 

それは田舎を合理的に効率的に金銭価値が

すべてに最優先する都市の分化を促し

搾取の連鎖構造を田舎にも普及させています

地方に根付いたコミュニティの崩壊です

 

 

 

人類というのは

地球上のすべてがコンクリートに覆われ

堅牢なドームに覆われ、どこにいても同一で

便利な安全な生活を果たして望むでしょうか?

 

人類が望むのは、地域地域に根付く

多様性ではないでしょうか?

 

山があり、海があり、湖があり、その山でも

地域でそれぞれに違って・・・そんな

多様性を切望し、だからこその多様な価値観を

望んでいるのではないでしょうか?

 

その根源が田舎生活なのです

その地域だからこその生活様式や生活文化

その地域に根付く独自のコミュニティと伝統

すべてが金銭価値に置き返れない~

その地域独特の自然環境と共生して生きる

地域の価値観こそが地域の宝物であり個性なの

です。この個性を発揮することこそが

本来の地方行政の発露であり地域経済の発展

なのです

 

だから遮二無二なんでもかんでも観光客を

集めるわけでもなく移住者を募集するわけでも

なく、その地域の個性に共鳴する観光客のみに

来てもらえれば最高だし、その地域個性に共鳴

する移住者のみに来てもらうのが最高だと

思います・・・これが実現できてこその

リピーター確保だし、リピーターが確保できて

こその収益性の安定発展でもあります

そして、これが実現できてこその都会と田舎の

共存共栄で相互補完が実現できるのだと思います

 

 

 

 

 

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